三日月姫
「ふぉふぉふぉ、はいるがよい!」
私の中でズコーっという効果音が鳴った。
ふぉふぉふぉ…?
なんか個性的な笑い方…ですね。
中はレイアの部屋より豪華な装飾の部屋だった。
本物の王様が座る椅子ってこんなに大きいんだ…
なんか、固そうだよ…
王様は……想像通りだった。
さすがに、服はきちんと来ていたけど…
『おぉ、そなたが三日月姫か!』
「は、はい。星宮美月と申します。」
なんか、すごいキャラだなぁ。
でも、優しそうでよかった!
「ふぉふぉふぉふぉ!美月殿、この国を救ってくださるのだな!」
「はい、それが私の使命ですから。」
「頼りにしておるわ、魔獣を倒すまでの災いの復興作業はわれらに任せてくれるとよい!」
国も協力してくれるんだ…
よし、やる気が出てきたぞ!
「ありがとうございます。頑張ります。」
「だがな…今の魔術師は…」
『王様、そのへんは先ほど解決しました。』
リベルが言った。
レイアのことなら、大丈夫。
これから心を開いてもらうもの!