三日月姫


髪を乾かし、ダブルベッドに寝転ぶ。


「これから…やっていけるかなぁ。」



天井に手を伸ばしてみる。



三日月姫…か。



「なにしてるんですかぁ?美月様!」


「うわぁぁぁ!?」



突然女の子の声が聞こえた。


ベットから転がり落ち床に頭を打った。



「いったぁ…」


「わわわ!大丈夫ですかぁ!」





起き上がり、入り口のドアの方を見ると、リベルと同じくらいの大きさのメイド服を着た女の子がいた。


肩につくかつかないかくらいの茶色の髪をツインテールにしていて、目がくりくりで、可愛い女の子だ。





「あ、あなたは!?」


「あっ、僕はミルっていいます!リベル様から美月様の世話…いえ、教育係を頼まれた者です〜!」


ぼ、僕っ子…!!



この子がミルちゃんか…

…かわいい…




「よろしくね!ミルちゃん!」


「わわわ!美月様から名前を呼ばれるなんて感激ですぅ〜!」




キュンッ…

かわいいすぎなんですけど!!


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