短冊に綴るラブレター
”ごめんね、なぁちゃん”
耳もとで優しく囁かれたその潤んだ声を私は今も覚えている。
”慎也君…一年に一度は私に会いに帰ってきてほしい”
そっと頷いた慎也くんを見送ったあの日の駅に、今年もまた私は来た。
耳もとで優しく囁かれたその潤んだ声を私は今も覚えている。
”慎也君…一年に一度は私に会いに帰ってきてほしい”
そっと頷いた慎也くんを見送ったあの日の駅に、今年もまた私は来た。