短冊に綴るラブレター
恋愛だってこの10年でそれぞれ別の相手が出来た時期もある。




私は結局、慎也くんを重ねてダメにしてしまったけど…





「ねぇ、いつもの所行こっ?」






「おう!行こう!」





微妙な距離を保って歩く私達ふたりは
恋人でもなければ友達でもなくて、
一年に一度だけ会える特別な人。
なんて感じで…
まさに織姫と彦星みたい。
そんな風に神話を重ねて夢を見ている。




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