紅い姫 Ⅱ

「今のところ…薬で
安定させてるんだけど……
長く……クスリ…
っ……使えないって………」



私は大ちゃんにしがみつき…
涙を流した…



「どうして…
まだ、思いでも……作って…ない…
のに……何でお母さんなの!!
私でも…良かったっ!!」



私の頬にジンワリとした痛みが
きて…叩かれたとすぐに分かった…


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