紅い姫 Ⅱ

「おじさん…そろそろ…
話しても…良いんじゃないかな…
あの日の事を…里桜ちゃん…
全部…読んで…此処に来たんだから…」



彼のその言葉に…
辛そうに頷き…
病室の中にあったソファーに
腰をかけて…私たちに座れと
言った…



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