覇狼



伊「お前、さっき複雑とか言ってなかったか?笑」


『む………気が変わったの!だってもしかしたら将来私の妹になるんだヨ?』


葉「ね、ねぇちゃん………気がはぇぇ////」




『…………使い捨てなんて許さないよ……おねぇちゃんはそんな子に育てた覚えはありません!笑』


葉「ねぇちゃん…………」

そう……………


大事にしなきゃダメ…………



使い捨てにされた、私は……キタナイ…………



本当は、こんな素敵な人たちと一緒にいられるような人間じゃない。



そんなことはわかってる。



でも、

一度知ってしまった温もりからは

…………離れられない。


春「呉葉!やめろ!」


え?



紘「ティッシュ、ティッシュ」


春「そんなこと、すんなよ………」



私の唇に触れた春樹の指は、赤く染まっていた。



強く、噛みすぎちゃったな…………


考えごとは、良くないね…。



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