覇狼
まだきーちゃんしか知らない事実。
実はですね。
調子にのって始めた会社が成功してしまい……
そうなんですよね、社長さんなんです私。
結構人気のあるアクセサリーショップを経営してる。
結構大きくなってきたから、最近はホテルにも手を出し始めた。
その大量な資料がおそらくリビングに………
『ここ。』
「う、ぉう………」
『春樹、上がる?』
「………片付け手伝ってやんよ」
ニヤッで笑うところもかっこいい。
さすがイケメン。
「この階か?」
『うん、そー。なんかねー、最上階は誰かが住んでるんだってー』
ニヤニヤしてる…………………もしかして……
『春樹なの?』
「あぁ。俺の部屋。」
『む………負けた……』
「フッ………いつでも来いよ」
『わかった、遊びに行く』
さてと………リビング片付けますか。
「………すげぇ紙だな」
『んー……資料ばっかり。データは昨日のうちにパソコンに移動したから捨てちゃう』
「なんの資料だ?」
『んー、ホテル。』
「???」