覇狼



「呉葉、コレ使っていいか?」

『ん。』



私の代わりにお茶を出してくれるらしい春樹。


なんだか私より絵になるからお願いしてみた。



「んで?企画大丈夫なのか?」


『んー。まぁ、建設は順調みたいだし。ホテルだしガッポリ稼ぐよ。』


「そうか…………」



『これから、二人一緒に住めるの!ふふっ』



「よかったな」



きーちゃんに頭グリグリされた。


髪が乱れるぅ………



「あの、桝田さん、どうぞ」


「お、ありがとう。ってか春樹が出すのかよwww」


『だってー、私なんかより絵になるんだもん………』



イケメンってお茶入れるだけでも得するんだね…………



三人でゾロゾロとリビングに移動して、ソファに座る。



リビングにはすでにひーくんがいた。


『なぁにしてんのー?』


「あ、ごめん。勝手に………」



どうやら私の相棒ちゃんが気になったらしい。


『使うー?』


一応最新型だからね。


使いやすいよ。


「ついでだ、情報調べとけよ笑」

「はい!」



カタカタとキーボードを打つ姿は完全にハッカー…………


あとでブロック強化しとこ………




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