覇狼
『あれぇ?はるきだぁ!!』
「!?!!!?」
『キャーッだっこ!!』
「え?は?ちょ、な…」
『ぶぅーっ…だっこ!!!』
「あ、あぁ/////////」
な、なんなんだこの幼稚化は……
テーブルの上にはチューハイの缶。
まさか……酔ってる?
「(くそかわいい/////////////)」
葉「あああああぁぁぁっねーちゃん:(´◦ω◦`):」
「と、とりあえず落ち着け/////」
あたふたしだす葉月を落ち着かせながらリビングに向かう。
あ、お邪魔します。
『んふふ〜♪はーるーきーっ!』
「あ?(/////////)」
『なんでもなぁーい!』
俺の首に腕をまわして、ぐりぐりとデコを押し付ける呉葉。
落ち着け俺。
葉月の心配してる場合じゃなかった。
「呉葉、寝ろ?(あああ耐えろ俺!早く寝てくれ!)」
葉「(春樹の心の声が聞こえる………)」
『やだぁ〜!はるきもーいっしょにねるのー!』
「(そりゃ無理だ!!!)」
葉「(あああああごめんなさいホント!俺の不注意です!)……あの、春樹様?」
「あ?てめ、まさか」
葉「ごめんなさい寝ます!!!!」
俺が反対するより早く部屋に戻る春樹。
ドアが閉まる虚しい音が響いた。