覇狼
【春樹side】
くそ………人数多いな……
この学校にいる覇狼は全体の約4分の1。
他の高校にも多い。
この人数で、勝てるか………
20対300…人数で負けるなんて情けねぇが、体力も限界ってもんがある。
校舎の入り口を見ると、桝田さんと健太さんが立ってる。
先代に迷惑かけて、申し訳ない。
伊「はるきっ!!!!」
やべぇ、ボーッとしてた………
よけらんねぇ…………
ガンッ
あ……………?
痛くねぇ…………
『ったく……余計なこと考えてんじゃねぇよ阿呆』
ボゴッ
「お、まえ…………」
『とりあえず、終わらせんぞ。毅一!健太!』
毅「ぁ?紅!?」
健「出てきてんじゃねぇかよ!どこが大人しくだボケ!」
『その割にはちゃんと準備してあっただろうが』
しゃべりながらも次々に敵を倒してくその声が、呉葉のものだった。
紅?
葉「ねーちゃん!?」
『あ?誰だコイツ』
毅「呉葉の弟だよ。」
『あっそ。悪いが呉葉は今寝てんぞ』
葉「はぁ?」
『ったく………何も説明してねぇのかよ。早く終わらせんぞ!説明はあとだ!!』
俺よか総長してんじゃねぇかよ。
ってか、なんなんだ?コイツ……………
【side end】