覇狼


『……ん?っ!?にゃああああああ!?なななななななんで!?え?』


春「お、おちつけ………」


紘「想像以上の反応するよね、くーちゃんて」



な、なにが!?


『くっそ……紅………』


目の前に春樹のドアップがあってびっくりした。


今日の中で一番近かった。

ちゅーしそうだった。


私のファーストちゅーは、まだ誰にもやらないぞ………


蓮「ふーん?キスしたことないんだー?」


『うぇ?!なんで………』


春「声に出てんぞ」


『うぐ………』


ニヤッと笑うその顔ですら整っててかっこいいし腹立つわ。


『んもう!!集会じゃなかったの!?』


「あはははははは」

「集会どころじゃねぇっすよ〜」

「やべぇ〜呉葉さんめちゃおもしぃ〜」



な、なぜか笑いのネタにされてる………


『てか!さん付けとかヤダ!!敬語もイヤ!』


そんな偉くないもん。


「いや、でもそれは………」


「姫ですし………」



『やーだー!!!』


ぜったいに譲らないもん。



伊「諦めろ。コイツがいいって言ってんだし。」



おぉ!いーくんが味方になってくれた。


葉月、そんなに首振ると取れちゃうよ……




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