覇狼
『ふんふふーん♪』
春「随分、ご機嫌だな?」
『あっ!春樹だ〜聞いて聞いて!明日ね!ナオとお買い物!』
春「あ?」
菜「悪いわね。くぅ、借りるわよ」
春「チッ」
紘「どしたの?」
菜「っ!!」
紘「あれ、一ノ瀬?なになに」
春「明日、買い物行くんだと」
紘「あぁー…取られちゃって拗ねてんの?」
春「あ?」
ナオは、ひーくんが名前呼ぶだけで、なんか傷ついた顔する。
二人の間に何かがあったのは、間違いないんだろうけど。
それにしてはひーくんが普通すぎる。
春樹に頭をポンポンされて、二人は教室を出てった。
まるで、あとでな?って言われたみたいだ。
菜「いい、なぁ………」
『ん?』
菜「………なんでも、ない。」
『ねぇ、知ってる?狼って、意外と一途なんだよ。』
菜「は?」
『ふふっなんでもなぁーい!』
覇狼の人って、一途な人が多い。
だからね、きっと大丈夫なの。