覇狼


菜「あたりまえよ。何言ってんの?」



その言葉が出てくることは今までなかった。


ずっと友達だと思ってた子にも怯えられて、でも紅のことも大好きで。


女の子で受け入れてくれる人なんて、一生現れないと思ってた。


今回も紅は謝ってくれたけど、紅のせいではないし。


だからまた友達を手放すと思ってた。



なんて恐ろしい質問をするんだろって少しだけビビってた。


ナオのあの言葉が、春樹のあったかい手が私の涙腺を崩壊させる。



菜「起きてた?笑」


『おぎでだーっなおーっ』



春「チッ」




え、なんで舌打ち………?



ま、まさか…………



『だ…ダメだよっ!ナオはひーくんのだよっ!』






「「「「「……………………」」」」」



「………ちげぇ……」



ぎゃはははははははは


またお下品な笑い方するいーくん。


紘「くぅちゃん?笑 春樹の舌打ちはそういう意味じゃなくて、ね?」


笑じゃないわよ。笑じゃ。



菜「//////」



あれ、ナオ照れてる………


『かわいー(๑´`๑)』


うへへ


成功したんだね〜


よかった。紅もがんばった!



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