闘争少女【後編】完
『でもそれじゃあ
シロが帰れなくなるじゃん……』
「いいんだよ、俺は」
『よ、良くない!!!』
やっぱり納得いかなかったイスズは
声を張り上げてしまった
「?!」
『あ…ぃゃ、その……
こんな事になったのは私の責任、だから
送りは大丈夫…だから
シロは家に帰って欲しい……』
「じゃあお前はどーすんだよ…」
『どーしようかな(苦笑)
別に24時間空いてる店ならどこでも…
そこに居てもいいかなって』
「ダメだ」
そう提案をした…が、呆気なく却下
『ぁぅ……』
「はぁ…いつまでもこんなことで
言い合いしてたらきりねーな
時間も時間だし…俺ん家泊まれ」
『………!』
「強制だ、嫌とは言わせねぇ
わかったなら、帰るぞ……」
『は、はい……』
拒否る権利も与えてもらえず
イスズはシロのゆうことを聞いた
時刻は0時05分をさそうとしていた
お互い一方に引こうとしなかった結果
イスズはシロの家泊まることになった