闘争少女【後編】完
『…っ……シ、タカ…?』
虚ろな目でドアの入り口付近に
立っているワシタカをとらえる
「…………っ;おま
………お前等よくも
うちの奴に手だしやがって
覚悟はできてんだろ〜な?(怒)」
ワシタカは捕まったイスズの姿に驚いた
だが、すぐに切り替え
怒りに満ちた言葉を連中に向けた
「んあ?誰だお前…この女の仲間か?
そこでよーく見とくんだな…
この女が薬を注入されるところを…(ニヤ)」
『………く、る…なっ;』
「って、言ってますけど
どーしますー?捕まえますー?それとも…
こいつら全員…ヤッちゃってもいいっすか?」
ワシタカは大きな声で誰かにそう問いかけた
返事はなかったものの
男達は少し焦り、ザワつき始めた
「!?な、何を言ってる!!!
誰かまだ他にいるのか!…は、もしかして」
「へー、そこだけは頭回るんだ…
不思議だな(笑)
お前等にはもう時間がね〜…
ゆうこと聞いてそいつを話すか
ゆうこときかないで警察にオジャンか…
どっちを選ぶ?」
勝ち誇ったこのように口元だけが
ニヤリと笑いだすワシタカ
そして次の瞬間……
ウォーーーン!
ウォーーーン!
パトカーのサイレンの音がハッキリと聞こえた
「まぁ、お前等にはどちらかを選ぶ
権利すら更々ねぇ〜んだけどな!!!」
タタタタッ!__
それを合図にワシタカ
猛スピードで相手の方に走りこんできた
ドカッ!ボコッ!
ゴンッ!バンッ!
バコッ!ドンッ!