闘争少女【後編】完
バン!__バン!バン!
ザワザワ___
ザワザワ_ザワザワ___
聖華祭、2日目最終日…
今日は一般、他校からの学生などが
入場できる一番人が多く居合わせる日だ
そんなイスズ達はとゆうと……
「クレープ屋やってま〜〜す!」
「美味しいですよ〜〜!」
「午後から開店で〜す!」
「是非来てくださ〜い!」
学院の中庭である多広場で
クラスのクレープ屋のチラシ配りの
宣伝を行っていた
『( なんでこんなことを…… )』
そう、こんな事をするとは聞かせれて
いなかったイスズは
クレープ屋の衣装に身を包み
なぜかクレープ屋の宣伝プレートを
持たされていた
ジロジロ____
『(しかもさっきから
こっちばっか見られてる気が……)』
そんなイスズの衣装は
昨日着ていたリノとは色が違い
ベースが黄色のふんわりワンピースに
フリフリの白の前掛けエプロン
髪型はポニーテールをしていて
ゴムは黄色のシュシュが結ばれている
脚には白のニーハイに
身長が小さいからとリノが
厚底の白いシューズを持ってきてくれた
「ねぇねぇ、そこの可愛い子ちゃん♪
俺たちにここの学校案内してくれな〜い?」
「それこのままどっか行こうか〜?
なーんってな(笑)ははは(笑)」
後ろの方からいかにも
ナンパ臭い男達の声が聞こえ振り返る
『……………』
「ヒュー♪やっば!
ちょー可愛いじゃん!ほら行こうぜ!」
「暇そうだし
俺たちと居た方が楽しいぜ?」
『(ここでこいつらを
退治したいところだけど
こんな人が大勢いる場所では危険だ…)』
”どうしよう”と考えていたのも束の間
ガシッ!__と手首を強く握られてしまった
『ちょ……っ、離っ…て』
「ほらほら行くぞぉ〜〜」
「あ、あのやめてもらっていいですか(震)」
「あぁ?なんなら君も来る〜?」
「え…ぁ…ぃゃ……すみません」
その場に居たクラスメートの子が
助けに入ってくれたが
ナンパ男の圧力に負け後退りしてしまう
『(こいつら…怒)』
無意識のうちに少し腕に力を入れてしまう
「なになに?
抵抗しようとしてんの?」
「か〜わいい〜〜(笑)」
『(ブチッ……怒)』
何もわかってないナンパ男達に
イスズはもう我慢がならず、キレてしまった
『ぉ……ま、えら…なっ(震)
「はいは〜い、ナンパはそこまで〜〜」?!』
怒りで身体が震えるイスズだったが
どこからか明るい声が聞こえ、はっと声のする方へ顔を向ける
そこに居たのは…………