闘争少女【後編】完
何回かフシチョウに攻撃が当たる
「……っ、はぁ;」
『おりゃっ!』
バシッ!ドンッ!
ここまで
フシチョウの”卑怯なやり方”は
とくに何も感じられない
『っ;…はぁ(…何か企んでる)』
「何をそんなに警戒しているの?
あ、もしかしてこれがお望み?(笑)」
その瞬間カチャ!_とゆう音とともに
イスズは教室に連れ込まれてしまった
教室は黒一色…
周りに何があるのか薄暗く外の光が
カーテンの隙間から照らしているだけで
ハッキリとはよくわからない
そんなイスズの右手首に
何やらひんやりとした金具のような
重さを感じる
『(……まさか!?)』
「うひひひ(笑)…わかる〜?
この感触…どう?囚われる人間の気持ちは」
そう、イスズが感じた
手首の違和感は鎖だったのだ
フシチョウの手に
その余った鎖がグルグル巻きに握られている
『っ…フシチョウ』
「1回は鎖で繋いでみたかんだ〜」
イスズはフシチョウに
向かって拳を振り上げる……が
シャリン_グイッ!
『うわっ;』
フシチョウが
鎖を引っ張りイスズはバランスを崩す
もう一度、フシチョウに向かって
拳を振るも鎖を操られて手も足も当たらない