闘争少女【後編】完
「いくらその子が可愛いからって
お持ち帰りはダメだよ〜兄さん方(笑)」
明るい金髪がトレードマークに
制服とは程遠い中に
赤いパーカーを身に包む男が
ズボンのポケットに両手を入れて立っていた
「あ?んだこのガキが……
俺たちに逆らおってのかよ(笑)」
「でしゃばんなよ、悔しいからって」
『( この男…どこかで……)』
金髪男にナンパ男達は鼻で笑った……
「ふふふふっwwダッサ…
そんなんでこの俺に勝ったつもりかよ…
マジでウケるわ(笑)」
「「 ??! 」」
『( なんか雰囲気変わった… )』
先ほどのお気楽な喋り方とは違い
相手を貶すような言葉で金髪男は逆にナンパ男達を見て笑った
「……っだ、てめぇ!
高校生のガキのくせして大人をからかうんじゃねーよ!!!(怒)」
「そーだ!
お前なんかな俺たちだけで十分倒せんだよ!」
「へぇ〜……だったら倒してみろよ」
『?!』
ナンパ男達はまさか
そんな返事が返ってくるとは思わず
息をのんだ
ジャリ__
「あれ、倒してくんないの?
だったら俺からも……
俺1人で十分……
お前ら2人倒してやるよ、覚悟しろ」
一歩、足を男達の方へと進ませる
それと同様、男達は後退りしていく……
イスズはまだ手首を掴まれているため、同じように後ろに下がる
「ひひひ(笑)
逃げんなよ…ww 面白れぇ…な(笑)
……………失せろ(睨)」
そして金髪男は最後の言葉に
男達を睨みつけ、男達は「くっそ(汗)」と
冷や汗をかきながら去っていった
『…………………………』
少し周りに人が集まっていたが
その人たちもあっちへこっちへと散らばりかけている
そんな中、、、イスズは無言のまま…
先に口を開いたのは
「大丈夫?」 と金髪男からだった