闘争少女【後編】完
あれから2ヶ月後、俺は2年へと進級した
だが、まだサドさんから
誘いを受けたあの件に返事を返せていなかった
俺はサドさんに会うため
3年の階にある奥の階段へと足を運ばせた
すると……
「シキ、待ってたよ
お前なら必ず来てくれるって」
階段上から俺を見下ろしたサドさんは
俺が見てきた野郎より遥かカッコよく見えた
そして案内されたのが生徒会室…
初めて来た場所は
とても不思議な空間に感じた
教室に入るや否や
中にはサドさんと俺を抜いた2人の人物がいた
それが今のソラルさんでルスだ。
サドさんは振り返り
俺たち3人を確認して話しだした