闘争少女【後編】完
「生徒会へようこそ…
今日からお前達と俺は生徒会幹部の四天王だ」
「あ、いや…ちょっと待ってください!
俺まだ入るなんて一言も……っ」
その言葉に驚いたのは俺だけで
あとのソラルさんとルスは冷静に聞いていた
「シキ…
俺がどうしてお前を誘ったかって
前に聞いてきたよな?」
「はい……」
「今の生徒会にはお前の力が必要だからだ」
「俺の力……」
「そうだ、俺はそこら辺にいる
どーでもいい奴らを選んで生徒会にしたいと
思ったんじゃない……
俺はお前なら今の生徒会を
強く、そして最強にしてくれると思った」
俺はその言葉に
今まで感じたことのない喜びを覚えた
今まで遊び呆けて
周りのことなんか何も見てなくて
自分ですら良くわかんねーのに
この人は俺を必要だと言ってくれた
なぜかわかんないけど
この人について行きたいと思った
それは俺だけじゃなく
ソラルさん、ルスも同じなんだと
2人の表情からも読み取れた
そんなこんなで
これが俺が生徒会に入った経緯……
サドさんとの出会い
ソラルさんとルスとの出会いだ
それから1ヶ月後に
初めて会長……カロクさんと対面した