闘争少女【後編】完
そんな生徒会の4人は
すでにその女と出会っていることも知らず
まだ学院内を探している
そんな頃……
『いらっしゃいませ、ご注文は 』
「じゃあ、ミルフィーユクレープ2つに
レモンティー、アイスコーヒー1つづつで!」
『かしこまりました』
ザワザワ___
昨日の続きイスズのクラスの
クレープ屋は沢山の人で大繁盛していた…
ただイスズは少し
ぶっきらぼうに接客している(苦笑)
よほどしたくないようだ
『オーダー入ったからお願い…』
「は〜〜い!」
「それにしてもイスズちゃん
普段とまた違って可愛いね!!!
とっても似合ってる!」
クラスメートも
イスズの変わりっぷりに興奮している
『そりゃ、どうも……』
「誰かに声かけられたりしないの?」
『特には…( 今朝のは論外だ )』
「そっか〜…」
「はい、これ先に飲み物持って行って〜」
オーダードリンクが通され
イスズはそれをトレーに乗せ
さっきのお客の席へとドリンクを運ぶ
『お待たせしました、先にドリンクから
レモンティーとアイスコーヒーです、ごゆっくりどうぞ』
「「ありがとうございま〜す♪」」
「あの、ここの衣装超かわいいですね!」
『あ、ありがとうございます…
一応……手作りみたい、ですよ…』
「へぇ〜〜すごーい!!」
2人組の中学生らしき女の子達が
イスズを見るなり、そう声をかけた
「すいませーん、注文お願いしまーす!」
違う席の方からオーダーの声がかけられた
『はーい…
すいません、私はこれで失礼します』
「はい、がんばってください!」
「ばいば〜い、お姉さん♪」
呼ばれ席の方へと向かいオーダーを伺う
『お待たせ……っ…?!』
「んじゃ〜
まずクレープからチョコ生クリーム2つと
キャラメルピーナッツ1つに
イチゴ生クリーム1つ〜
………え、って聞いてる???」
そんなイスズが目にしたものとは……