闘争少女【後編】完
5人がけのテーブル(机を繋ぎ合わせただけの)に
よく知る顔が5つ……
左にアカツキ、シャノ
右にバル、ウォーカー……
そして真ん中にシロガネことシロが座っていた
『((((( プルプル ))))))』←身体が震える
「え、大丈夫?気分悪ぃの?」
「誰か呼ぶか?」
なぜアカツキ達がここに居るの……
突然のことで
注文を取るメモとペンを持ってる手が震えだす
そんな目の前では
心配そうにわたわたしだすツキ達
シロは顔色一つ変えない…相変わらずの奴だ
「ごめ〜んっ、遅くなって〜!
キッチン入りま…ってツキ君達じゃん!」
その時、入場受付の
手伝いが終わったリノが教室に入ってきた
「おぉ!
ここリノちゃんのクラスだったのか!
て、丁度よかった!
この子なんか気分悪そうだから
保健室連れてってあげてくんね?」
「え、そうなの?……”イスズ”?」
ツキ達「は?」うぇ?!」え…」うそ。」
シロ「……………」
と、アカツキ達の席へ近づきながら
イスズの肩に手を置き顔色を伺うリノの言葉に
その場にいたアカツキ達は
なんともマヌケな声を出し固まる…
『……/////っ…(震)』
「あれ、みんなわからなかったの?
今目の前にいるこの子…イスズだよ(笑)
ねぇ〜♪可愛いくなったんだよね〜!
我ながら私のメイク、衣装完璧☆」
イスズは恥ずかしくなり
顔をうつむかせまだ震えていた……
「え///?え!?マジで?
全然気づかなかった…………」
「僕もわからなかった」
「「俺も」」
「……………………」
4人は本当にわからなかったようで
まだ少し驚きを見せている
シロはまだ一言も口を開かない…
「じゃ、私今日はキッチンだからまた後で!
イスズちゃんとオーダー取ってから来なさいねそれじゃねぇ〜〜(ニコ)」
そしてリノはキッチンへと入っていき
またイスズ1人がアカツキ達の目の前に取り残される形になった