闘争少女【後編】完
あてもなく
とりあえず学校中を探し回るイスズ…
どこの教室にも
アカツキ達の姿はどこにもなかった
『はぁ…んはぁ、はぁ…
( 一体、どこに連れてかれたんだ… )』
その場に立ち尽くしていると
背後からバタバタと走る音が聞こえてきた
振り向くと、そこには………
「糞女っ…はぁ、はぁ…」
「イスズ…んはぁはぁ…」
『マルボロ…ワシタカ…
どうしたんだ、そんなに慌てて』
血相をかいて息が上がっている
マルボロとワシタカの姿がそこにあった
一体どうしたのかとイスズは2人に問う
「いいからこ来いっ!」
『は?ちょ、ま…私は今それどころじゃ』
「そのそれどころに
お前を連れてってやるっていってんの」
『それって……』
「お前が今、一番探してるもんだ」
イスズの手首を掴むマルボロ
そんな状況に
把握できていないイスズは
ワシタカは助言してもらい理解する
そしてそのまま3人は走りだしたのだった