闘争少女【後編】完
その翌日、イスズはまた
オレスカ高へと足を運んでいた
教室に入るや否や
騒がしい声が聞こえてくる
それはとても
居心地いいようで悪いような
そんな聞きなれた声達……
『みんな……』
そう声をかけたイスズに一斉に振り返る奴ら
「イスズ!!!」
『元気そうでなにより…
でも、あんまり暴れすぎると傷口に響くよ』
パンッ_とアカツキの肩を叩いた
「いいっ……;!」
『あ、ごめん……』
叩かれたところがもろに
傷に当たったせいか痛みを声にだしたアカツキ
「それはそうと悪かったな…
巻き込んじまったみたいで…」
そこに居たバルがイスズに謝る
『バル達は何も悪くない
逆に私が謝らないといけないんだ…
私のせいでこんな目にあって
ほんとうに……ごめん……』
イスズは3人の前で深々と頭を下げた