闘争少女【後編】完





「それよりシロのやつ何してんだ?」

「さぁ…、連絡来てないよ」

「アイツのことだし
またプラ〜って顔出しに来っ……」

「……なぁ、お前ら」




話題はシロの話し変わった時


バルは歩く足を止め、みんなを呼び止めた


そんなバルに振り返り、同じく足を止める




「前にワシタカが言ってたこと…

シロがオレスカ高の
テッペンの生徒会、会長だって」



「あ?
バル、お前それ信じてんの?」



「今、四天王が
イスズとの対戦で真っ只中……

シロが俺たちに顔を出さなくなったのも
丁度その頃だし、もしかしたら
それが関係してるかもしれない

だとしたら!
シロがオレスカのテッペンだって
話は嘘じゃないかも………」





そのバルの話に
3人は互いの顔を見合わせる




「いやいや…
そんなのただの偶然だろ?(笑)」


「そうだよ。
シロが顔出さないのなんて
僕達は承知の上だったし
今更そんな疑うようなこと……」


「俺たちを騙してたってことになる」





・ ・ ・ ・ ・




ウォーカーのその一言に一同黙り込む




それでも口を開いたのはバルだ





「ごめん、俺の考えすぎだったわ!
シロは俺たちのリーダーだし
恩人だもんな!信じよう!……最後まで」






そう、明るく振る舞い
この話を再度することはなくなった


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