闘争少女【後編】完
カタ___
靴箱を開けるイスズ、すると…
『?……てが、み』
「どうしたの、イスズ」
その中に真っ白な便箋が1枚入っていた
その手紙を手にし送り主を確認するも
裏表紙には宛名も何も書いていなかった
『…………………』
「名前書いてないなんて気持ち悪いね」
イスズはすぐさま
封筒の中身を確認し1枚の紙を取り出した
【雪降る明日(みょうにち)場にて決戦】
中字に印刷された文字が並んでいた
イスズはこの内容を呼んで
送り主が誰からなのかわかってしまった
『………明日休む。』
「え、もしかして…」
イスズのその言葉に察するリノ
「わかった…気をつけてね」
こうしてこの日は
どこにも寄り道することなく
イスズは真っ直ぐに
家路へと帰ったのであった