闘争少女【後編】完
翌日、学校に行く気になれず
午前中をサボったイスズ
昨日と同じベットに
仰向けになり天井を見つめていた
制服に身を包んで、、、
『あの言葉は本気だったのか…シロ
何で………っ…』
あの時の言葉が再び
イスズの脳内をぐるぐると回る
”あいつらを頼んだ”
”もう俺が居なくても闘っていける”
あまり真に受けていなかったせいか
この間のソラルの対戦に姿を現わすことはなかったシロ
必ずではないが
イスズが倒れたときにすかさず
駆け寄ってきてくれたシロはそこにはなかった
何かが ”おかしい” ………と
この時イスズは嫌な予感がめぐらせていた
『考えても仕方ない…あたってみるか』
ベットから起き上がり
スクールバックとアウターを手に取り
部屋を出て行った