闘争少女【後編】完




「もう一度ゆう……
あのシロガネことシロはここの生徒会、会長
オレスカ高の頂天に君臨する男だ」


『なっ……;!?』




ワシタカの目には真剣な表情が伺える
けして、冗談を言っているような顔ではない




「わりぃ…
俺がこいつらに余計なこと言っちまったせいで
ずいぶん混乱させちまったみたいだな

でもこれは事実で確かなんだ。
俺も最初アイツ(シロ)を見たときは驚いた


髪色が違ったから見間違えと思ったけど
あの顔は会長だ。
”同じ顔が2人”もいるなんてありえねーからな」






スラスラと話だすワシタカの話を
イスズは信じがたく、ついていけない……




同じ顔が2人とは一体どうゆうことなのか





『どうして……
おま、えがそんな事…知って……』


「たぶんこの事、この話は
ほんの一部の人間しか知り得ないことだ

その一部の人間に俺は入ってる
それとゆうのも去年の話だ……」





ワシタカは口を開き
イスズの横を通りすぎて語りはじめた





その様子を
イスズ、チーム西方の四人は見つめ
静かに耳をかたむけた
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