闘争少女【後編】完
一体、今から
どんな光景が繰り広げられるのだろうか
「………………(ニヤ)」
すると男が俯いた顔を
前髪をかきあげながらニヤリと笑った
それを合図に100人の
不良達が一斉に男に飛びかかって行った
ドカドカドカ___!!!!!
100人ともなると砂埃が舞い上がり
闘いの全てが見様にもわからない状態だった
だが、その砂埃の中から
次々に相手が放り投げられていくのが見受けられる
そんな残りの90何人が一旦停止し
止んだ砂埃からは白金の男の姿が再度現れた
「ヤベェな、アイツ;
前の高校でどんな生活送ってたんだよ…」
「こんか学校に来るってことは
相当、前の学校でヤラカシてきたか
あとは志願しかないからな……
行き場のない
落ちこぼれはみんなここに来るし」
「こりゃ〜
テッペン取りもそう遅くないな!!!」
「だな…
まぁ、上がこれを見てりゃの話しだけどよ」
と、こんな会話がなされている間にも
白金の男はもう30人近く倒していた頃だった