闘争少女【後編】完
『私は今日お前と喧嘩しに来たわけじゃない
ここの生徒会長について教えてほしい』
「……話すことなどない。」
『ここの学校のテッペンは誰だ
私の知っているやつか?それとも…居ない?』
「………………………」
イスズの質問に口を閉ざすサド
『質問を変えよう……
生徒会長、いや…”カロク”に会わせてほしい』
「ムリだ。」
『話がしたい…
ただそれだけだ、だから会わせてほしい』
「できない。」
『…………………』
サドは断固してイスズの願いに承諾しない
「お前がアイツに会う権利はない…」
『それは……
生徒会長として会うべきじゃないってこと?』
「わかってんなら聞くな」
『っ……なら
お前を潰すまでだ。帰る……』
イスズは礼をゆうこともなく
ソファから立ち上がり
出て行こうとドアの方に向かった