闘争少女【後編】完
『…っんはぁ…はぁ、はぁはぁ』
そんなイスズはサドの前にまた構える
「………しぶといな。
何がお前にそうさせているのか言ってやろうか
そこまでして俺を倒したいか?
それともアイツに会いたいからか?」
『はぁ…っん両方だ。
お前を倒してカロクに会う…っんは』
「ふーん…
でももう終いだ、今のまま(状態)で
俺を完全に倒せるとは思えない、諦めろ
今までの相手が運がよかっただけ…
お前の力と実力は俺以下だってことだ」
冷たくそう言いかかるサド
イスズは悔しいのか
歯をくいしばるように握る手の力が強まる
『あぁー!』
バンッ!_シュン
「お前はテッペンには行けない
今もこれから先もずっと…
この領域は女の
お前が立ち入ることは許されない
ほんと、最初はただのガセかと思ってた
でもほんとうに居るとは俺もびっくりだよ」
『やぁー!』
ガシッ!__ボコ!
『うっ……く;』
「生徒会はな……
これ以上居なくなったらお終いなんだ
俺だけでも強くなくちゃいけない
そう誓った、あの時の会長に…
だから俺が守る。
会長のカロクも生徒会も幹部も四天王も
女がテッペン……?
ふ(笑)調子こいて笑わせんじゃねー!」
グイッ__
サドの本性ともみれる表情と言葉に
だんだん口調が荒くなっていくサド
イスズの胸ぐらを掴み怒鳴り散らした。
ガタンッ!_____
すると突然、舞台倉庫から物音が聞こえた