闘争少女【後編】完
「あぁ?てめー、何がおかしい」
「自分の置かれてる状況わかってんのか!」
その様子に少し動揺の色を見せる二人
『ごめんなさい…(笑)
懐かしいなって思って…
前にもこんなことあったからつい』
そう、あの頃も同じ季節は春
学校へ向かう途中の道…不良のナンパ男2人
まさにあの時の今が同じ状況に
イスズは懐かしさを思い出し笑ってしまったのだ
『でも…相手が悪かったね、お兄さん達』
「なに言ってんだてめー!」
「あー!ムカつくんだよこのクソ女!」
我慢しきれなかったのか
後ろにいた男がイスズに殴り掛かっていった
__シュン!
あっさりと避けられそのまま
前にいた男に突っ込み2人同時に地面に倒れた
『何そのパンチ…本気?
本気(マジ)ってのはこうゆうことなんだよ』
低い声で倒れている2人を
睨みながらイスズは右腕を上げた
そして……男達に向かって振りかざした
「「 ひぃっ…!;」」
シュンッ!__