闘争少女【後編】完
「女の分際で生意気なこといいやがって…
てめーみてーな女…
いや、人間自体…
大嫌ぇーなんだよっっっ!
俺が頂点になって
俺が一番になって
俺が最強になんだあぁぁぁ!!!
うあぁあぁぁぁ!!!(激怒)」
ダダダダダ___
マルボロもイスズの言葉に本気を出した
力の入った足音が
ドンドンイスズへと近づいてくる
シュル__バッ__!
イスズは前掛けの
白のフリフリエプロンを右手で剥ぎ取る
そしてそのエプロンが宙を舞い
床に落ちたと同時に
再び2人の拳と拳のぶつかり合う
バンッ!
ダンッ!
ダンッ!
「( さっきよりスピードが速ぇ…っ )」
『……………………』
イスズは全神経をマルボロに集中させている
ガシッ!!!
「………っ!」
マルボロの手首を捕らえたイスズ
そしてそのまま背負い投げで床に投げ倒した
ブン__ドカーーーーン!!!
「うっ……あ……っっ……」
『はぁ……はぁはぁ…』
マルボロは少し弱々しく立ち上がる
そしてまたイスズの元へと走りだす
ガシッ!!!
だが、またさっきと同様手首を捕られる
「( なんでだ……っ! )」
『見ればわかる……
お前には隙がありすぎる、お前の拳の速さは
凄いがこんなのただの子供騙しにすぎん』
「んだとっ……;!」
ブン___!
もう片方の拳でイスズの頬を殴ろうとするも
簡単に避けられてしまう
捕らえた腕が後ろに回されガードされる