闘争少女【後編】完
イスズside__








周りはまた黄色い声や悲鳴が飛び交う


だが私達にはそんな雑音など
気にならないほど2人だけの空間が出来ていた









「イスズは俺のこと好き?」

『っっ///』








”好き”とゆう二文字が私の心臓を早くさせる







まさかシロの口から
好きなんて言葉が聞けるなんて……



自分のこの気持ちは一生
秘めておこうと思っていたのに






ずるい……


いつもずるいんだよ……






私だって


私だって




あの時からずっと…………………











『…すっ……き』

「聞こえねー」

『私も…シロのこと好き。』

「へー、好きなんだ」

『っっ;』









人が勇気を出して
口に出した言葉を冷たくあしらう


ほんとくっついたり突き放したりなんなんだ


振り回されてるの?私……
こんな私でも少し傷つくよ






でも最後は優し頭に手を乗せられ撫でてくれた









「よく出来ました(笑)
今日、放課後迎えにくるから待っとけ」

『う…うん』









そう言ってやっとシロは私から姿を消した



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