闘争少女【後編】完
ワシタカが去って行った方向を
しばらく見つめる
「イスズ……」
『……………』
休んでる暇はないようだと
長い長い戦、闘いが続くんだと
イスズは感じた
『リノ……』
「なに?」
『近いうち長く学校に
来れない日がくると思う…っけど
でも、心配しないで
私なら大丈夫、信じて……』
「イスズ…………わかった。」
リノはイスズの言葉の意味を察したのか
少しの間を空け、返事をした
『帰ろ、冬は日が落ちるのが早くなる』
「そうだね……(ニコ)」
夏とは違い
冬の風はどこか胸の辺りがキューと
締め付けるような感情がする
もう時期、、、
透明の息が白い息に変わる月がやってくる
そして今度の闘いは
今までとは違い早走とやってきそうだ