闘争少女【後編】完
30#その少女、追求
次の日__
イスズはオレスカ高に向かっていた
カタカタ_カタ__
ローファーと床が当たる音…
少し急ぎ足でカタカタと廊下を進んでいく
ガラガラ_バン!!!
教室のドアが思いっきり開けられ
その音にビックリした中にいた生徒達は
一瞬ドアの方向に同じ目線を向ける
”は?女?なんでこんなとこに…”
”おい、あいつもしかして…”
”噂の闘争少女じゃね?”
”まぢで?なんか普通〜(笑)”
教室からはそんなヒソヒソ話が聞こえる
カツカツカツ__
イスズはある人物が居る場所に
一直線へと足を進ませる
バァン!!!
その人物の机を叩きつけ睨んだ
『カメ…どうゆう真似だ!
人の写真を勝手に……っ!(怒)』
「……………………」
『…っ、なんとか言え!!!』
バァン!!!
もう一度、机を叩きその人物を睨んだ
「ふふふ(笑)
僕は依頼者に頼まれて働いただけだよ?
こんなことでクレームされても困るよ」
グイッ
イスズはカメの胸倉を掴み少し立たせる
『私の周りを捜索するのはやめろ!
それが”出来ない”のなら
先にお前を潰してもいいんだぞ?(睨)』
周りの生徒達はザワつきはじめる
「よしてよ…
僕が喧嘩できないの知ってるでしょ?
情報屋…これが僕の仕事なんだよ
何を言われようが依頼者に頼まれた事は
絶対なんだ、悪いね(笑)」
『………………(睨)』
「おいっ!イスズ!!!」
カメと視線が合わさり
そんな言葉をイスズに向け笑った
イスズは睨むことしかできない
そんな時だった