闘争少女【後編】完
オレスカ高 生徒会室side__
「ねぇ!聞きましたぁ?!」
「「「……………」」」
「え……無視…っすか」
元気でうるさい声が部屋に響く
だが、その声の反応に他の3人の反応はない
「ちょっとぉぉぉぉぉ!!!
遂に3年組の野郎が動きだしたんすよ?
しかも噂の女の子の話も
最近じゃ〜話題持ちきりじゃないっすか!」
「そんなものとっくに承知済みだ」
「今にはじまったことじゃないしね」
「はぁ〜……」
ソラルとルスは呆れたように言葉を発する
そんな3人を横目にサドはため息をつく
「その3年組の中で
マルボロが動きを見せてるみたいだ」
「そろそろ噂の女の顔が
お目見えになるかもしれないっすね!」
「あぁ……」
「その時はカロクも来るんだろ?」
ガチャ__
奥の生徒会室会長室のドアが開かれる
「任せるよ……」
「……まぁ、その時が来たらな
お前らも気引き締めろ
もしものことがあれば俺たちも動かないと
いけないかもしれねーからな」
他の3人は頷く
「……………………」
サドは窓の外を眺めているカロクを見つめる
こいつが闘う時が来るとすれば……
この生徒会も”終わる”かもしれない
そう暗示でいるのは
まだサドしかわからなかった