闘争少女【後編】完
33#その少女、気詰
12月の中旬
寒さも本格的になってきた頃
『ぅ〜〜〜〜〜』
イスズは最大な困難に悩まされていた
「ほらほら…
後もうちょっとだからうならないの」
『ぅ〜〜〜〜〜』
「はぁ…ほんと勉強苦手なんだね;
テスト近づくといつもこうなの?」
『授業ほとんど出てなかったし…』
そうイスズはもう時期
冬休みに入るまえの
期末テストの勉強の真っ最中……
中学生の頃はほとんど
授業に出ておらず喧嘩の毎日だったため
テスト期間前になると
いつもうなされるのだ(笑)
「でも聖華に入れてるんだし
勉強できないわけじゃないでしょ?
だからあんまり難しく思わずに
楽しく勉強していこうよ!ねっ?」
『……うん…タノシクネ…』
「ははは(汗)
片言になってるよ、イスズ……」
誰もいない教室でイスズとリノは
机を向かい合わせにして勉強をしていた
キーンコーンカーン
午後18時を知らせるチャイムが鳴る
「よし、今日はここまでだね!」
『…………(もう、無理)』
「どっか食べに行く?
頭も使ってお腹空いてるでしょ?」
『うん、行く……』
テスト勉強を終えた2人は
学校を後にし帰りに
ご飯を食べに行くことになった……