闘争少女【後編】完
ピロピロピロリーン♪♪
”いらっしゃいませ〜、ご注文は?”
イスズとリノがやってきたのは
高校生では定番のファーストフード店
お互い注文を済ませトレイに乗った
ハンバーガーやポテト、ジュースを席まで運ぶ
「テスト終わったら冬休みだね〜
ちょうどクリスマス被ってるからさ
プレゼントどうやって
渡そうか迷ってるんだよ…んん…」
『前みたいに誘ったらいんじゃない?』
「え?」
『みんな居るのが嫌なら
二人っきりで……とか……?』
リノがプレゼントを渡すのを
どうしたらいいかイスズも一緒に考える
「ん〜…2人きりだと
なんか意識しすぎてるってゆうか
やっぱりみんなが居てとかなら
緊張せずに渡せそうな気がする!!!」
『だったら決まりだね…』
「よし!じゃあ早速……って」
プルルルル!
リノがちょうどスマホを触った時だった
タイミングよく電話が鳴る
画面の【アカツキ】と表示されていた
「うわ!どうしよっっ……
ちょうど電話かかってきちゃった!!」
『いや、普通に出ればよいのでは…?』
「そ、そうだよね;
……も、もしもし〜ツキくん?」
リノは少し緊張しつつ電話に出た