ほのコイ
「あ~、まぁいい、授業始めるぞ~」
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「終わったぁ…」
「小姫帰っぞ~」
そう声をかけられ
猟くんと色違いのお揃いのリュックを背負い
猟くんの傍まで駆け寄る
「俺ら帰っから~」
「ばいばーい、みんな!」
また明日~、じゃあね~、など
クラスメイトが声を返してくれる
「記念日楽しんで~」
とニヤニヤしている1部をスルーしつつ猟くんと肩を並べて生徒玄関へ
生徒玄関へつくと猟くんがロッカーからローファーをとって学校専用のサンダルを入れてくれる
「ありがと~」
そう、私は有馬のあで出席番号1番
ロッカーももちろん1番高いところ
146cmの私にはロッカーの扉を開けるのがやっと
でも179の猟くんだったら余裕のよっちゃんだからいつも取ってもらってるの
「ほれ、行くぞ」
と言って自然と手を取ってくれる
そこから指を絡め猟くん家へと足を進める