Verbal Promise(口約束)~プロポーズは突然に~
「愛してるよ」
思いもしなかった言葉に固まる。しがみついた腕の力が抜けてストンと背中がベッドへ落ちる。
目を見開いて固まる私を見て、永瀬はゆっくりと口角を上げた。でもいつものような私をからかう意地悪な笑みではなくて、私を見つめる熱のこもった瞳は優しく揺れる。
「なぁ、返事は?」
「……え」
「愛してるよ、綾」
一度目は耳元で。二度目は目を見て。そして三度目は……
「愛してるって。……おい、なんか言えよ」
最後、私を抱き耳元で照れくさそうに少し小さくなった声が一番リアルに伝わる。私まで恥ずかしくなって一気に体温が上がる。
「私も……してる」
「聞こえねぇよ!」
「愛してる!!」
促されるまま絶叫して、照れくささを紛らわすようにすぐに唇を重ねた。お互いの舌を追いかけ絡ませ合う、熱く甘い蕩けるようなキス。身体中が甘い熱に支配されて骨抜きにされる。
唇が離れると、頭がぼーっとして脱力する私の頬を永瀬の両手が挟んだ。
「愛してるとか言ったのおまえが初めてだよ。後にも先にも、綾だけだよ」
嬉しくて、泣いた。
力いっぱい抱きしめると、永瀬はそれ以上の力で私の身体を抱きしめた。
思いもしなかった言葉に固まる。しがみついた腕の力が抜けてストンと背中がベッドへ落ちる。
目を見開いて固まる私を見て、永瀬はゆっくりと口角を上げた。でもいつものような私をからかう意地悪な笑みではなくて、私を見つめる熱のこもった瞳は優しく揺れる。
「なぁ、返事は?」
「……え」
「愛してるよ、綾」
一度目は耳元で。二度目は目を見て。そして三度目は……
「愛してるって。……おい、なんか言えよ」
最後、私を抱き耳元で照れくさそうに少し小さくなった声が一番リアルに伝わる。私まで恥ずかしくなって一気に体温が上がる。
「私も……してる」
「聞こえねぇよ!」
「愛してる!!」
促されるまま絶叫して、照れくささを紛らわすようにすぐに唇を重ねた。お互いの舌を追いかけ絡ませ合う、熱く甘い蕩けるようなキス。身体中が甘い熱に支配されて骨抜きにされる。
唇が離れると、頭がぼーっとして脱力する私の頬を永瀬の両手が挟んだ。
「愛してるとか言ったのおまえが初めてだよ。後にも先にも、綾だけだよ」
嬉しくて、泣いた。
力いっぱい抱きしめると、永瀬はそれ以上の力で私の身体を抱きしめた。