さびれた商店街の入口。
アーケードの真ん中に硝子の曇った時計があった。

街灯に照らされてかすかに文字盤を読むことができる。


―――24時を少し回ったところ。





時計をみると
辺りが急に静かになったみたいに
秒針の踊る音が聞こえてくるようなきがした。



時間だけが過ぎていく




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