空を見る理由
それからのこと
グループでも神崎さんと僕の関係を
竜也はいう事はなかった。
いつもと変わらない日常に
僕は少し怯えながら生きている。
〈神崎愛梨〉
廊下で見かけたり、見かけなかったり
目があったり………
どうしていいか分からない僕がいたんだ。
彼女にバレて
彼に誤解され
1ヶ月経ったとき
僕のバイト先に神崎さんが来ていた
でも彼女にあの時のような
悲しい目ではなく、いつもの〈神崎さん〉だった。
「城井くん!!
バイトの後少し時間ない?」
僕はなんで知ってるの?よりも
何を言われるのか
まだ返事もしていなのに手汗をかくほどだった
僕は涼也との約束を破るわけにはいかない
だから、「うん」っと返した
その答えを聞くとバイトが終わるまで
紅茶を頼み待っていた