空を見る理由
愛梨は驚いて
「どうしたの?」
けど僕は答えず無言で強く抱きしめる
「僕は愛梨の事が好きだ
愛梨のことを全力で守るし
愛梨のそばにいる。
だから、僕だけを見ていて欲しいんだ」
はじめは困った顔をしていたけど
次第に笑ってくれた
「私といることで遥を傷つけるなら
その気持ちには答えられない
でも私も遥が好き
もし少しでもそばに居てくれるなら
私も遥と一緒にこの空の下に居たい」
僕の腕をほどいて僕を見る
もう傷つかない
今の僕にしてくたのは愛梨
愛梨のそばにいられるなら
笑顔を見れるのなら
僕はそばに居る
「離してって言われても離さない」
「好きだよ、愛梨」
2人の気持ちが重なった瞬間
夕日に染まる愛梨にキスをした