空を見る理由
病院のロビーで愛梨に待ってもらい
僕らは外にあるベンチに座った
着くとすぐ
「付き合ったのよね?
あの子寂しやがりやだから側にいてあげて欲しいの。」
話は想像とは違って
僕を求めていた
「私は働いていてずっとはそばにいてあげられない。あなたが本当に覚悟があるならこれからもよろしくね」
僕を必要としてくれていることが嬉しかった。
僕は絶対に愛梨を裏切らない
「もちろんです
僕が愛梨のそばにいさせて下さい」
すると初めて笑顔を見せてくれた