無口な彼の、ヒミツと本心


――え、どうして。




「……」

恥ずかしくて、私もつられて顔がほてる

そんな変なこと、私、言った?



またもや沈黙。

こんな状態でこのあともつのかな。


そんな風に不安になって、手持ち無沙汰に棒立ち。




「いこう」

いつの間にか、いつもの芹沢くんに戻った声がして、私は歩るきはじめた芹沢くんの隣に並んで歩いた


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