初恋diary
次の日。
学校に着くと、私は真っ先に薫ちゃんに昨日の出来事を一言も漏らさず話した。
すると、薫ちゃんは、
「えぇーーーーー!
あの風見春としゃべったーーー?!
しかも、お友達になったーーーー?!」
と大声で叫んだ。
私は、
「ちょっと!薫ちゃん!声!声!」
と、とっさに言った。
すると、教室にいる女子たちがヒソヒソと話し始めた。
「え?春ってあの春?」
「うそー!春くん??」
「やばーい!」
そんなの御構い無しに薫ちゃんは続ける。
「どうゆう風の吹き回しよ。
しかも陽の名前まで知ってるなんて。」
「ほんとだよね。あの風見春くんが。」