恋愛ケータイ小説倶楽部
「……大丈夫?」
女子トイレから一歩外へと出た時に、壁にもたれていた人に話しかけられた。
「えっ……は、長谷川くん!」
私が名前を呼ぶと彼は壁に預けていた背中を起こし、私の前に立つ。
「いや、なんか顔色があんまよくなさそうだったから。この前も体調悪そうにしてたし……大丈夫かな、と思ってさ」
冷静になって考えると私、体調悪くてトイレに駆け込んでって……
何やらめっちゃ我慢してたように思われてるよね?きっと。
は、恥ずかしすぎ!!
「あ、全然大丈夫だよ。元気だし……ちょっと問題が分かんなすぎて頭を冷やしたくて」
何だかもう訳が分からなくて妙に饒舌になる私。
もう怪しいことこの上ない。
「……あんまり無理しすぎんなよ」
「……え?」
「なんかあったら頼ってって前言ったじゃん?」
そう言いながら、長谷川くんは爽やかに微笑む。
は、長谷川くんって……
なんていい人なのだろう。
この優しさは神懸かっている気がする。
いや、もう後光が差しているのがみえてきたんですけど。
「ありがとう……」
女子トイレから一歩外へと出た時に、壁にもたれていた人に話しかけられた。
「えっ……は、長谷川くん!」
私が名前を呼ぶと彼は壁に預けていた背中を起こし、私の前に立つ。
「いや、なんか顔色があんまよくなさそうだったから。この前も体調悪そうにしてたし……大丈夫かな、と思ってさ」
冷静になって考えると私、体調悪くてトイレに駆け込んでって……
何やらめっちゃ我慢してたように思われてるよね?きっと。
は、恥ずかしすぎ!!
「あ、全然大丈夫だよ。元気だし……ちょっと問題が分かんなすぎて頭を冷やしたくて」
何だかもう訳が分からなくて妙に饒舌になる私。
もう怪しいことこの上ない。
「……あんまり無理しすぎんなよ」
「……え?」
「なんかあったら頼ってって前言ったじゃん?」
そう言いながら、長谷川くんは爽やかに微笑む。
は、長谷川くんって……
なんていい人なのだろう。
この優しさは神懸かっている気がする。
いや、もう後光が差しているのがみえてきたんですけど。
「ありがとう……」