恋愛ケータイ小説倶楽部
中間考査が終了してから初めての火曜日。
月日はもう6月になり、梅雨の時期へとさしかかろうとしていた。
朝、学校へ行こうとローファーに片足を突っ込んだところで私はお母さんに声をかけられた。
「理沙、はい」
そう言って手渡されたのは一本の折り畳み傘。
「傘持って行きなさい」
「いい。いらないってば。だってめっちゃ晴れてるじゃん」
玄関にある窓からは太陽の光は直接は入らないものの、その明るさが今の天気を物語っていた。
「今日は晴れでも夕方から大雨が降るって天気予報士のイケメンのお兄さんが言ってたんだから」
母のイケメン好きは歳を重ねるごとにひどくなっている。
今度はイケメン天気予報士の信者にまでなったのか。
「いい。いらない。じゃあ、行ってきます」
私はそんな母の助言を振り切り、学校へと向かった。
月日はもう6月になり、梅雨の時期へとさしかかろうとしていた。
朝、学校へ行こうとローファーに片足を突っ込んだところで私はお母さんに声をかけられた。
「理沙、はい」
そう言って手渡されたのは一本の折り畳み傘。
「傘持って行きなさい」
「いい。いらないってば。だってめっちゃ晴れてるじゃん」
玄関にある窓からは太陽の光は直接は入らないものの、その明るさが今の天気を物語っていた。
「今日は晴れでも夕方から大雨が降るって天気予報士のイケメンのお兄さんが言ってたんだから」
母のイケメン好きは歳を重ねるごとにひどくなっている。
今度はイケメン天気予報士の信者にまでなったのか。
「いい。いらない。じゃあ、行ってきます」
私はそんな母の助言を振り切り、学校へと向かった。